「2勤5休のすすめ:その5日は休むためじゃなく人生を変えるために。」を読んだ
みなさんはやりたいことを本業にできていますか。
本当は今の本業と違うことを本業にしたい。
でも時間がない。
スキマ時間で副業をして本業にしようとしているが時間が足りない。
そんな方への解決策を示してくれている本が、今回読んだ藤沢篤さんの著書
「2勤5休のすすめ:その5日は休むためじゃなく人生を変えるために。」です。
本書ではタイトルの通り5勤2休を逆にして2勤5休という働き方を提案しています。
本業の空いた時間や休みにやりたいことをするのではなく、やりたいことに時間を使い空いた時間にお金を稼ぐために働くという方法です。
こうすることで、本当にやりたいことにかけることのできる時間が増えます。
しかし筆者も本の中で語っている通り常識からは外れる、人を選ぶ働き方だとは思います。
勇気を出して本書の内容を実行できると、成果を出すことのできる確率が高くなるのではないでしょうか。
この本がオススメな人
- 本業ではないことがしたい
- 常識にとらわれず自分を変えたいと思っている人
印象に残ったこと
力の法則
何かをするときに複数の力がかかった場合、大きな力の方が働くという法則のことを本書では力の法則と呼んでいます。
物理を高校時代学んだ方なら馴染みが多少あるのではないでしょうか。
しかし今回の話は物理の話ではなく人生の話です。
「安定した人生」と「新しい人生」の話は、このくらいシンプルな話なのです。「安定した現状に留まろうとする力」と、 「新しい人生に変化しようとする力」。このふたつの力の大きい方が勝つのです。
5勤2休だと休日に副業したとしても副業の2.5倍本業に力を入れることになるため、本業をつづけるほうに流されやすくなってしまいます。
結果として、現状を変えることができないまま時間が経ってしまいます。
そこで休みの時間や、スキマ時間に力を入れるのではなく、そもそもやりたいことをするための時間を増やすのです。
5対2で、自分が2人の側なのに、一生懸命に勝とうとする方法を考えるのではなく、自分の側を5人にして、2人しかいない相手に余裕で勝とうではないか。
2日の副業で勝とうとするのではなく、副業に取り組む日数を5日にしてしまえば時間の面で圧倒できるので、成果に繋がりやすくなります。
自分最近ブログを始めましたが、正直時間のなさは痛感しています。
いかにスキマ時間を活用するかということに目を向けていましたが、視点を変えて、そもそもかけることのできる時間を増やすという考えは印象に残りました。
2勤5休の効果!退路を断つことができる
2勤5休のススメにはいろいろメリットがありますが、それらは突き詰めると「退路を断たれる」という一点にあり、「強制的に、自分の人生に対して覚悟を持てる」というところにあります。
仕事を辞めて、アルバイトで生活費を稼ぎ、残りの日でやりたいことをやりましょうと著者は本書の中で述べています。
2勤をアルバイトにあて最低限の生活費を稼ぎ、残りの5日で本業にしたいことに力を入れるのです。
仕事を続けていれば、安定は手にできますが、同時に甘えにもなりかねません。
安定した仕事があるのにリスクは取りづらい。
人は元来安定思考なので、安定している職があれば思い切って行動しづらくなります。
その結果副業に力を入れずらい状況になります。
仕事を辞めることで、失うものがなくなり、覚悟を持って取り組むことができます。
近年、終身雇用の雇用の崩壊などが叫ばれています。
しかし心のどこかで結局定年まで雇ってくれるんじゃないかという気持ちがあります。
そういった考えがあるので、今日は頑張らなくてもいっかと思い妥協してしまう日が何日もありました。
退路を立つことは甘えに対しては有効なのではないかと感じました。
終わりに
いかに時間を捻出するかではなく、そもそもの活動時間を増やしてしまう。
この考えは思いつきづらく、思いついたとしても実行できる人は少ないのではないでしょうか。
リスクはありますが、そのリスクを取ることが出来る人にはもってこいの本だと思います。
どのようにして2勤5休に変換していくかのステップについても書かれているので、2勤5休という働き方に興味があり、人生を変えたいと思っている方はぜひ呼んでみてはいかがでしょうか。